主張
地球は動かない。太陽は地球を回り、ほかの惑星は太陽を回る。
望遠鏡が生まれる前の最高の観測者です。1572年の新星と1577年の彗星を精密に測り、天の世界も変化すること、彗星は月より遠くを通ることを示しました。地球が動く証拠(年周視差)は見つからなかったので、地球を止めたまま惑星を太陽に回らせる折衷案を考えました。
当時の反論この体系では火星の円と太陽の円が交わる。天体が固い透明な球に付いているなら、球同士がぶつかってしまう。
答え1577年の彗星は惑星の間を突き抜けて飛んでいた。そもそも固い天球など存在しない。
決着見え方は地動説と幾何学的に同じなので、観測だけでは区別できませんでした。決め手になったのは、のちのニュートン力学です。
1610年、ガリレオが金星の満ち欠けを観測してプトレマイオスの並べ方は成り立たなくなりましたが、ティコの体系はこの観測とも矛盾しませんでした。
計算からわかること右の2つの視点では、天体同士の位置関係はまったく同じです。違うのは「どれを止まっているとみなすか」だけです。